コロニーパーク    これからも長く調子よく乗れるように!           スワッピング&レストア 
 ディーゼル車の排気ガス対策や、大型エンジンへのスワッピングと異なり今回の改造は5000ccから4000cc
 への載せ換えとなる為に、走行性能を低下させないような細心の注意が必要でした。
 古いアメ車独特のフィーリングを崩さない様に、かつ
スワッピングして良かった! と喜んで頂ける様な改造
 をするのか、様々な問題が発生待ち受けています。
  改造箇所も多いので、項目毎に分けてご覧下さい。 


      下の項目にマウスを移動すると写真が見れます。 クリックすると説明に移動します。

改造前の車両状況
旧エンジンの取外し
エンジンマウントの改造
新エンジンの再生
プロペラシャフトの改造
ハンドル廻りの改造
配管類の改造
排気系の改造
シフト装置の改造
ラジエータグリルの製作
燃料タンクの防錆処理
燃料ポンプの改造

陸送してきたコロニーパーク
入庫時の現状
 長野県から、陸送会社を使って入庫してまいりました。
思っていたより状態が悪く、現状回復の為の故障箇所を修理するでけでもかなりの費用がかかりそうです。  
当社の方針としては、自動車はオリジナルのままで保守・手入れされるのがベストと考えておりますが、やはり、
今回はお客様のお話の通り思い切ってスワッピングした方が結局、長く、調子よく、安心してご使用頂けそうです。
エンジンスワップと言うより、クラシックカーをレストアするつもりで改造作業に着工する事に致しました。
 

改造前のエンジンルーム
改造前のエンジン状態
エンジン、ミッション、パワーステアリング、クーラーコンプレッサー、各部にオイル漏れが発生して、発電機が壊
れていて使い物になりません。 エンジンは時々しか始動しません。 燃料ポンプが何らかの原因で動かないよう
です。 メーターはスピードメータ、燃料計、水温計など全く作動しておらず、修理が必要です。

雪国でご使用されていたためか? 除雪剤の塩害による腐食で各部に錆が発生して率直に言わせていただくと
廃車寸前の状態でした。
 

改造前の排気管?
改造前の検討
改造前の様子です。  排気パイプもガタガタの溶接で、車体がバウンドする度にリヤースプリングに当たって
異音が発生ています。 サイドブレーキワイヤが排気パイプと常に接触しており危険な状態です。

全長がドナーカーより 1メートル程長いので排気管の改造が大変な作業になりそうです。色々と検討してテール
パイプは外観上高級感を出すように、両噴出し(2本)磨き処理したステンレス製に改造する事にしました。

現車エンジンの取外し
ドナーカーの様子
ドナーカーとして、レクサスが見つかりました。  現車と比較して適合するかどうか色々なチェックを致します。 
各部の寸法を詳細に計測した結果、何とかなりそうなので、着工する事にしました。 まず、現車のエンジン廻り
を取外します。

取付け位置の検討クリック
エンジンマウントの改造
エンジンを支持しているマウントを取付けます。 現車エンジン下部の形状が1UZより細い為、 クロスメンバーと
干渉してしまいます。  この為、左右に付いている現車のエンジンマウントを撤去し新しく 1UZ のマウントを取付
けるための改造を致しました。
 
写真の右下部にあるパワーステアリングギヤーボックスやステアリングシャフトがエギゾーストパイプと干渉する
為、思い切って撤去し、
ステアリングシステムを、1UZ のラック&ピニオンに変更する事に致しました。 
これで、操舵性が非常に良くなります。  エンジンルーム内の発錆箇所はすべて防錆処理いたしました。
クロスメンバーはフレームの一部なので改造する事で強度を低下させる訳にはいきません。 マウント取付けの
為の穴を作り、高級炭素鋼管で補強します。
 フルサイズのアメ車は見た目はエンジンルームが広いようで改造は楽なようですが、エンジンや排気管の形状
が異なる為セルシオの方が、実際の有効部分は広いのです。 

このマウントの取付け位置で全てのレイアウトが決まってしまうので、前後、上下左右の位置を慎重に決定します。
 フレームやクロスメンバーは炭素鋼鈑で補強、当社お得意の溶接技術でノーマル車よりもボディ剛性を高める
ように改造します。


エンジンのオーバホール
エンジンの再生修理
車体の改造と並行してドナーカーより取出したエンジンのオーバーホール作業にかかります。
殆どのオイルシールやパッキン類、ウォーターポンプ、ベルト廻りのベアリング等を交換します。セルモータ、
オルタネータ、パワーステアリングポンプ、オートマチックミッションなども、もちろん再生修理します。

スワッピング後、長く調子よく乗って頂く為にはこの辺を徹底的にやっておかないと、すぐに故障が続発して使い物
にならなくなります。 簡単にスワッピングと言っても、改造の内容には大きな差があります。


セルシオのエンジン仮付け
エンジンの仮付
新しいエンジンの仮付け作業です。セルシオよりエンジンルームの高さがない為ボンネットとエンジン上部とが
干渉しないようにマウントを本付けします。 

プロペラシャフトの改造
プロペラシャフトの改造・製作
エンジンの位置が決まり次は
プロペラシャフトの製作に入ります。
ご存知の通り、セルシオとコロニーとでは形状が全く異なります。ミッション側はセルシオのジョイント、
デファレンシャル側はコロニーのジョイントを使用します。 
高速走行しても異常振動が発生しにくいようにセルシオの2分割レイアウト方式プロペラシャフトを採用して、
中間に支持する為のベアリングを取付けます。写真は、異なる2種類のプロペラシャフトを勘合している様子です。

詳しくご覧頂けないのが残念ですが、この後、特殊溶接でこの部分を溶接し、ダイナミックバランスをとります。


プロペラシャフトの取付け
プロペラシャフト・センターベアリングの製作
溶接が終わり仮付けした所です。 もともとは1本物のプロペラシャフトが、センターベアリングで2分割にしました。
センターベアリングより後ろがオリジナルのシャフトで、役半分に切断しています。
伝達トルク容量や、
最大回転数も飛躍的に改善
されました。 セルシオのミッションのすぐ後ろにある、ゴム製のジョイントのお陰も
ありますが、今回の改造の結果、プロペラシャフトの回転による
騒音や 「うなり」 等もほとんどなくなりました。 

ラックピニオンへの改造
パワーステアリングの改造-1
詳しくお伝え出来ないのが本当に残念ですが、セルシオのラック&ピニオンを取付けます。 ボディ形状が全く
違うので大変な作業でした。
  パワーステアリングの作動油圧はとても高くなるので、この後、油圧機械用の耐熱・耐油ホースを特注します。

ステアリングシステムの改造
パワーステアリングの改造ー2
ステアリングラックの取付けが完了しました!
切れ角はオリジナルより大きくなりました。 寸法的には本当にギリギリだってのですがステアリングダンパーも、
セルシオより転用して取り付けました。 操舵性は全く以前とは比べ物にならない程良くなりました。

高圧ホースの製作
パワーステアリングホース廻りの改造・製作
油圧ホース・エアコンのガスホース類を仮付けしている様子です。 最適なレイアウトにするため、これらのホース
類は全て特注品です。  産業用のホースは各自動車の純正品と違ってそんなに高価ではありませんし、
好きな太さや長さを作製できます。
 

排気廻りの作製・改造
エギゾーストパイプの製作
排気抵抗を考えて若干セルシオよりは太い目のステンレス製パイプを使用し、曲げや溶接加工で、
触媒や
センタマフラを改造して取付けしました。 

普通の鉄製パイプですと、すぐに発錆してしまうので、最近の排気パイプでは、ステンレス製が主流です。 
普通、一般に修理工場で使っているガス溶接では、ステンレスはなかなか綺麗には溶接できません。
当社では今回の改造を含め排気系は全て自動車排気管用ステンレスを使用する事にしています。
これによって、改造後も長く安心して乗って頂く事が出来ます。

ステンレス製テールパイプの製作
テールパイプの製作
テールパイプは、耐久性や装飾的な意味もあって、
磨きのステンレスパイプを使用し、左右2本出しに
し、これでグレードアップを図ります。 排気音は、予想していたより、とても静かになりました。 
このステンレスパイプのお陰で、セルシオの排気音とは異なり、僅かの音ですが、 加速時にアメ車特有の排気音
が残り、良い雰囲気を出せました。

シフト装置の製作
チェンジレバーの改造
コロニーのチェンジレバーは、
ハンドルコラム方式です。 また、セルシオはフロアシフト方式なので、
変速機構が全く異なります。  普通の改造では、せっかくの自動車の床を切開してフロアシフトに改造する事が
多いようですが、当社は、今回お客様の打合せで、 オリジナルの雰囲気を出来るだけ残すと言うことで、 
このシフト方式についても特にこだわりました。 
 
 
特殊なリンク機構を設計、作製しコロニーのコラムシフトレバーで作動できるようにしました。 
この写真が、装置の一部です。   操作フィーリングも以前と全く同じ感じに仕上がりました。

ラジエータの改造
ラジエータ廻りの改造・製作
コロニのラジエータやクーラコンデンサは錆で腐食が進み使い物にならないので、レクサスの部品を転用しました。
取付けの形状が異なるので、
コアサポートを作製しました。
 強度や耐久性、美観を考慮してここも
ステンレス製で作りました。 レクサスに付いていたクーラー冷却用の
電動ファンも取付けし、真夏でも快適に安心して運転できます!

腐食した燃料タンク
燃料タンクの防錆処理
ここまでの改造作業でエンジンが始動する筈だったのですが、エンジンが始動してくれません。
点検の結果、燃料ポンプがたまにしか動いていないようです。 燃料タンクを取り外し、内部を点検して見ると、
案の定、内部に錆が発生していました。 燃料ポンプもブラシだけでなく、錆があり使い物になりません。
 本国にもポンプが無く、何か他のポンプを改造して取付けるしか方法が無いようです。 セルシオの燃料ポンプは
大きさや形状が異なり簡単には取付けられそうにありません。 今後のメンテナンスや、性能を考えると大変では
ありますが、 
セルシオの燃料ポンプを改造して取付けるのが最善の方法です。
タンクは、内部を洗浄して、アルカリ処理し、錆がこれ以上進行しないようにしました。
 

燃料ポンプの改造
燃料ポンプの改造
セルシオ純正のインタンク式燃料ポンプを改造して、コロニー用に組立てた
ところです。 

燃料系統は、もし燃料漏れが発生すれば火災に直結する危険な箇所ですので、ストレーナ、ハウジング、
タンクの蓋等はコロニーの部品をそのまま使用して安全性を確保しました。 
1UZの燃料ポンプを使用することでエンジンとのマッチングもとれます。
  これで
低速から高速域まで、噴射量の不足の不安も無く、安心して乗って頂けます
 

仕上げ作業ー1(スピードメータの改造)
国交省でも前例のない改造箇所が何箇所も有った為に、 申請から許可を頂くのに数ヶ月かかりました。 
何回ともなく陸事に通って担当官と打合せし、苦労の末ようやく完成です! オリジナルのエンジンと比較すると動き
始め時の強烈なトルク感は少し減りましたが、反面80キロを超えてからの伸びはさすがセルシオのエンジンです。
ステアリングをラック&ピニオンに変えたので、別の車のようで非常に切れのあるハンドリングに仕上がりました。 
ギヤー比がオリジナルと異なるためにスピードメータ指示が大きく異なっており
パルス変換機を製作して正確に
指示するように改造しました。 静かに安全に高速運転が楽しめそうです。
  

仕上げ作業ー2(ショックアブソーバの改造・取付)
前後のクッションがやわらかくせっかくエンジン性能を改善したのにとても走れた物ではありません。そこで、
オリジナル分は既に生産が中止されており、汎用のガス式のショクアブソーバを改造して取り付けました。
車の外装の状態も錆が発生しており良くない状態だったので、ラッピング研磨や修正を施しました。 

完成!
登録して最終的な仕上げ作業に入りました。 ボンネットライナー(裏張り)が生産中止の為当社で製作しました。
 永く快適にお乗り頂く事をお祈りして、お客様に引き渡しました。
   

 
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